作者 プリジェクと紹介
笠尾敦司

コミュニケーション•アーティスト

東京工芸大学芸術学部 デザイン学部 教授

NPOクリエイティブスマイル 理事長

 

町並み絵巻プロジェクト、むすびめくんプロジェクトなど、個人の思い出を共有することで新たな価値を生み出す作品作りを行っています。

笠尾敦司
つくもがみが語るゴールデン街の思い出

ゴールデン街には古い店もまだまだたくさんあるが、その店が店じまいをしてしまうと、そこでの思い出はそのまま消えてしまう。人間は、結局の所思い出を作るために生きているようなものである。また、思い出は物と一緒に思い出されることの多いので、店が無くなると思い出も薄れてしまうことになる。

 

「これは、もったいないではないか」

 

ということで、お店に古くからある「もの」がもっているはずの「つくもがみの力」を借りて思い出を絵にして紹介することにした。

 

ゴールデン街は何となく入りにくい、中がどうなっているのか分らない所も魅力である。そのため、各店舗でよなよな生まれたさまざまな思い出は、店の外の人から見れば、その店の秘密である。そこで、その秘密を絵解きする作品とした。

作品説明

作品説明のコピーには「ゴールデン街の秘密を解こう ○○編」と入れた。絵を見て謎を解きましょう

ということなので、絵解きの答えである秘密の内容はQRコードをやURLを辿って行き着いたページで読める仕組みになっている。

絵のどこが謎なのかは、作品説明に図を付け、簡単に分るようにした。

作品説明
作品説明

ポニーの図

作品説明

クラクラの図

作品説明

ダンさんの図

以下に各店舗の代表的な「つくもがみ」を紹介する。

 

クラクラ

クラクラには先代の店主から伝わり、今はおつりなどを入れるのに使われている小さな引き出しがある。その引き出しは展示している絵の中では引き出しのままであるが、小銭守りという「つくもがみになって」このサイトでは登場してもらった。

 

ダンさん

ダンさんはラグビーが店の歴史を語るには欠かせないし、店内にもラグビーボールがある。そのため絵で紹介する思い出の流れは全て「ラグビーボールのつくもがみ」の動きを追っていくことで分るようにした。

 

ポニー

ポニーはお店の真ん中に囲炉裏のある不思議なお店で、そのいろりにはいろいろな鉄瓶が置かれているので、その中の一つに「鉄瓶のつくもがみ」になってもらった。

 

機会があれば、作品は増やしていこうと思っている。

 

そこで皆さんにお願いがあります。

以上のお店に限らず、皆さんの思い出つまり、そのお店の秘密になることやつくもがみになりそうなものがありましたら、是非、私にお知らせ下さい。写真もあれば一緒にお願いします。今後の作品作りに役立ててまいります。

 

メールの送り先

omoide@mailpaint.com ゴールデン街の思い出係まで

 

宜しくお願いします。