[1の答え]●椿組の公園が近くなると出演する役者たちが稽古帰りに集まり、縁起の話で盛り上がるね。
[2の答え]●夏になるとヘレンさんというドイツの女子学生が毎年訪れ、お店でアルバイトをすることもある。今は博士課程で福島の研究をしているらしい。
●この店では、チョンの間ははしごを掛けないと入れないようになっており、普段は入り口が見えない。昔の様子が忍ばれるよね。
●常連客の一人として私の一番の思い出は、すごい吹雪の時にこの店に来て一人で飲んでいたことかな。誰も他に客はいなかったね。
[3の答え]●ウィスキーのボトルに俵万智さんが短歌を書いたんですよ。
●ずいぶん前ですが、久しぶりに、この店に行ったらカウンターの中に俵さんが居てドキドキした事がありました。ナカナカいい女!
●昔この店に来たら、俵万智がいてさ、なんか得した気がしたよ。
[4の答え]●たこ八郎さんの胸像があるでしょ。あれは、笑っていいともかなんかでたこさんが表彰されたときに使われた物で、本人が持って行きたくないよというので、家で預かっていたんだよね。そしたら、しばらくして本人が海でおぼれれてなくなったのでそのまま家にあるって分けなんだ。
[5の答え]●そのたこ八郎さんのボトルはもちろん八番だよ。
[6の答え]●なくなられた勘三郎さん来られたときは勘九郎だったんだけど、九番ではなく13番なんだったね。
●今(2013年7月)は花園神社で行う「かなかぬち」の準備で忙しいんだ。
[7の答え]●その舞台の後は毎日打ち上げなので、その料理作りで私はてんてこ舞いよ。
●この抽斗はこの店を受け継いだ先代のクラクラの主人の時からあるんだよ。今も小銭を入れておく抽斗として使っているよ。
●うちは古い物が好きだから、こないだも足踏みミシンをもらってきたのよ。
●かなかぬちは 中上健次さんに書いてもらった唯一の戯曲なんだ。封印していたんだけどね。
●中上健次さんはゴールデン街でよくケンカすることでも有名だったよね。田中小実昌さんの『新宿ゴールデン街の人たち』で紹介されてるバー前田とか唯尼庵でね。
●ダンさんのべべさんは、バー前田に行く時によく迷うので、近くの人に何度も聞いて怪訝な顔をされたって行ってましたね。今でも看板だけはあるよ。
作品展示様子